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【島の癒し】「うるま時間」読者が考えるうるま市の”癒し”とは?ぐるぐるWORKSHOP参加レポート

   うるま市は、沖縄本島のほぼ中央に位置し、平成17年に、具志川市・石川市・勝連町・与那城町が合併して誕生した新しい市です。旧具志川市は豊富な水資源と肥沃で広い土地に恵まれ、かつてはサトウキビの生産量が沖縄一を誇り、旧石川市は戦中戦後の沖縄政治・経済の中心地として発展してきました。
   旧勝連町は世界遺産の指定を受けた勝連城跡を有し、10代目城主“阿麻和利”の時代は、沖縄最古の歌謡集“おもろそうし”の中で「きむたか」 (心豊か・気高い)と称され、大和の京や鎌倉にたとえて詠われるほど繁栄しました。

 

うるまの魅力を再発見!ぐるぐるWORKSHOP

 

   2017年2月中旬、まずはうるま市いちゅい具志川じんぶん館にて、うるま時間の読者が集まってうるまの”癒し”をテーマに、うるま市でどんな過ごし方をできるかアイデア出しのワークショップを行われました!

 

   まずはワークショップで、ライフスタイルコーディネーターの渡久地真子(とぐち・しんこ)さんからアドバイスのもと、居心地の良い空間作りのヒントを学びました。例えば、いつものお弁当をバスケットに入れて外で食べるなど、普段の生活にちょっとひと手間加えることで見慣れた景色が新鮮に見え、色彩の効果によって安らぎを感じたり、少しの工夫で満足感や充実感を味わえるそうです。

 

   渡久地さんからのヒントを元に、参加者それぞれ“うるま市ならではの”癒し”について考え、グループごとのプランを発表!海がきれいに見える場所、芝生が気持ち良い広場、散歩、ヨガ、古民家体験、星空観察など、バラエティ豊かな案が飛び出しました♪

 

   意見が出尽くしたところで、案を取りまとめてプランを決定!イベントの舞台は、海中道路でつながり、ドライブコースとしても人気の、うるま市「伊計島」で行うことに。

 

うるまの”癒し”イベント in 伊計島♪

 

   ワークショップから2週間後、前回のアイデア出しで出たプランを実際に体験するために、伊計島の観光ホテル「AJリゾートアイランド伊計島」に、女性を中心に約20人が集合しました♪今回行うイベントプログラムは、下記の5つ。まずは屋外ヨガからスタートです!

 

  • 「AJリゾートアイランド伊計島」にてインストラクターの指導による屋外ヨガ
  • 「AJリゾートアイランド伊計島」内で足湯体験
  • 昼食は伊計集落の古民家で、NIWA CAFÉ特製ランチ
  • 伊計島在住ガイドによる伊計集落散策
  • 三線演奏を聴きながらティータイム

 

   海をバックに潮風を感じながら“外ヨガ”でスタート。インストラクターの指導のもと、波の音を聞きながら、徐々に体をほぐし、日ごろの疲れを取っていきます。初対面同士で行うペアヨガでは、最初、参加者たちは少し遠慮がちに手をつないでましたが、数々のポーズにトライするたびに笑顔が広がり、参加者全員で円を作るポーズでは、この日一番の笑顔が飛び出しました♪

 

   心地良い汗をかいた後は、ホテル内にある天然温泉の足湯でリラックス!伊計島の地下1000mから湧き出る、塩湯かつ炭酸水素を含んだ弱アルカリ性の温泉は、通称「美人の湯」。 身体が冷めにくい保温効果や、美肌効果もあり、「暖まる!」「肌がスベスベになりそう!」と、参加者は膝を寄せあってお湯に浸かりました。

 

   その後は、「島の家」の愛称で親しまれる伊計集落の古民家へ移動し、待ちに待ったランチタイム。うるま市石川曙にある「NIWA CAFÉ」の特製ランチボックスを用意してもらいました。 県産鶏の自家製ハムと津堅島の人参で作ったキャロットラペのサンドイッチ。伊計島特産黄金芋を使ったポタージュなど、うるま市の特産品を使用した体にやさしいメニューに、参加者は大満足♪

 

   ランチの後は、伊計島に在住のガイド・岸本次夫(きしもと・つぎお)さんの案内で、伊計島の集落散策へ!伊計島集落の拝みどころ「ヌドゥンチ」では、敷地内を横切るようにして通っている「神様の通り道」を教えてもらいました。散策中は、「宮城島との間の橋が架かった昭和57年頃、上下水道がきちんと整備されるまでは、ここに生活用水を汲みに来るのが自分たちの仕事だった。今40歳くらいの人は、もうそんな風に暮らしてたって知らないはずだけどね」など、生まれも育ちも伊計島の岸本さんにしか分からないエピソードが次々と飛び出しました。
   途中で和気あいあいとした雰囲気の中、路地や海沿いの道をのんびり歩き、約1時間の散策が終了。その後、古民家に戻ると、岸本さんが三線と歌を披露。参加者一人ひとりが、一日を思い出しながら岸本さんの歌声に酔いしれました。


   イベント終了後に参加者に感想を聞くと「伊計島の古民家が残る風景は、小さい頃の地元の雰囲気に似ていて、懐かしく、癒されました。反面、アートが浸透していたり、温泉ができていたり新しい一面もあって魅力的でした」と充実の声が寄せられた。 カメラを片手に参加したデザイナーの女性は、「伊計島の集落はそれぞれの屋根の色が赤や水色だったり、各家の塀にさまざまな置物が飾られていたり、シーサーが猫っぽかったり…と写真に収めたくなるスポットが満載でした」と笑顔で答えていました。
   伊計島では、毎年「イチハナリアートプロジェクト」が開催されていて、アーティストによる作品が島に残されているのも魅力の1つ。海を眺めながらのヨガ、足湯、地産品のランチ、岸本さんとの集落散策…ドライブだけでは見られない島の風景や、島を愛する人々の想いに触れ、参加したメンバーは心も体も癒された様子でした♪

 


 

伊計島(いけいじま)

   伊計島(いけいじま)は沖縄本島中部の北東にうかぶ小さな島です。沖縄本島中部のうるま市から海中道路を渡り、平安座(へんざ)島、宮城島を経て、一番先端にある島で車で渡る事が出来る小さな島です。車で巡れば端から端まで10分たらずと小さな島ではありますが、透明度も高い伊計ビーチや大泊ビーチや、イチの里 仲原遺跡(なかばるいせき)等沖縄自然と歴史を体感出来るスポットがあります。

 


 

◆ AJリゾートアイランド伊計島 ◆
住所沖縄県うるま市与那城伊計1286
電話098-983-1230
アクティビティ・シュノーケル
・グラスボート
・天然温泉&足湯
・動物ふれあい
・キッズカートなど
※詳しくは公式サイトをご確認ください
アクセス那覇空港→豊見城・名嘉地I.C.→沖縄北I.C. →(一般道)→海中道路→平安座島→宮城島→伊計島 約90分
公式サイトAJリゾートアイランド伊計島

 

 

   沖縄本島北東にうかぶ小さな島、伊計島。美しい海を眺めながらのヨガや足湯、地産品のランチに歴史を感じる集落散策。イチハナリ(沖縄本島から一番離れた島)とも呼ばれ、沖縄の歴史が息づく伊計島には、離れているからこそ残る昔ながらの風景や人の温かさに溢れています。あなたも伊計島で“癒し”体験しにきてみませんか?

 

 

 

 

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島日より、旅日より編集部

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