金木犀の香りがほのかに漂う
初秋の今日この頃、
思い出すのは犬島の記憶。
初秋の今日この頃、
思い出すのは犬島の記憶。
(写真&文:島日より、旅日よりライター/ひぐらし みつひろ)
円都空間 in 犬島

約一年前の10月僕は「瀬戸内国際芸術祭2016へ向かうため、
東京発博多行きののぞみ号へと乗り込んだ。
天候が心配されたが到着駅の岡山へ着くと見事に天気は回復し、
東京発博多行きののぞみ号へと乗り込んだ。
東京を出発するときは台風が直撃しており、
天候が心配されたが到着駅の岡山へ着くと見事に天気は回復し、
晴天に恵まれた。


犬島の雰囲気は神秘的だ。
東京などの都会の喧騒で日々時間に追われている人間からすると
時間の流れがタイムシフトしているかのような、
心地よい錯覚に我々の心を落とし込んでくれる。
時間も空気も体験したことのない世界へと僕らを誘う。
いや、神秘的という一言ではとても形容しきれないかもしれない。
犬島で暮らす人たちにとっては日常であっても、
東京などの都会の喧騒で日々時間に追われている人間からすると
時間の流れがタイムシフトしているかのような、
心地よい錯覚に我々の心を落とし込んでくれる。
そこに芸術との融合が果たされた空間は
時間も空気も体験したことのない世界へと僕らを誘う。
車も信号も、電車もバスもない。
それがいい。

犬島の広場

犬島精錬所

精錬所遠景

犬島港
少し前になるが
この時のライブの模様が収録されたDVD・Blu-rayが発売された。
ライブに関してはこれはもう「見て感じてください」としか言いようがない。
美術、音楽、文学、文化、あらゆる要素を融合させた芸術ライブとでも言うべきか。
この時のライブの模様が収録されたDVD・Blu-rayが発売された。
オープニングから犬島の素晴らしさを存分に伝えるカメラワークには感嘆してしまう。
ライブに関してはこれはもう「見て感じてください」としか言いようがない。
いわゆる「ロックコンサート」ではない。
美術、音楽、文学、文化、あらゆる要素を融合させた芸術ライブとでも言うべきか。
再び犬島への思いを馳せながら。
「円都空間 in 犬島」DVD & Blu-ray -Official Trailer
編集付記

このイベントの根幹にあるのが、
ミレニアム–2000年前後に公開された監督岩井俊二と音楽小林武史による2作品
この2作品のエッセンスを引き継ぎつつ、アートとして昇華された『円都空間 in 犬島』。
心と身体で感じて欲しい。
そう切に願わずにはいられません。
ミレニアム–2000年前後に公開された監督岩井俊二と音楽小林武史による2作品
《スワロウテイル》と《リリィ・シュシュのすべて》
その中で物語の核となったのが、音楽というバックグラウンド。
この2作品のエッセンスを引き継ぎつつ、アートとして昇華された『円都空間 in 犬島』。
是非、犬島精錬所美術館発電所跡で行われたこのイベントを、
心と身体で感じて欲しい。
そう切に願わずにはいられません。

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