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【香川県|小豆島】小豆島を最高に味わう「サイクリング」!魅力的な島の風景を巡る旅

   元々、地場産業のオリーブや、エンジェルロードなど豊富な観光資源に恵まれた小豆島ですが、新たな展開を迎えています。それは、地域が一体となりサイクリストの集客を図るサイクルツーリズム。具体的にはレンタサイクルの充実、『豆イチ』ルートマップの作成、サイクルステーションの設置など、少しずつ自転車で観光がしやすい体制が整えられており、併せて小豆島ならではの美しい景色にも焦点が当たっています。今回は、そんな旬な「自転車で巡る小豆島の魅力」をお伝えしたいと思います。

(文&写真:土庄雄平)

 

 

1.小豆島を自転車で巡る魅力

 

 

   瀬戸内海で第二の面積を誇る小豆島は、一周130㎞ほどの自然に囲まれた島です。この島の一番の魅力は、変化に富んだ景色。ひとたび道へ繰り出せば、そこには爽快な青い海・生命力あふれる緑・大パノラマの渓谷美など、随所に絶景が広がります。またそれに加えて、瀬戸内国際芸術祭の会場であるこの島には、至る所に個性的なアートが設置され、その自然の風景とのマッチングが素晴らしいです。

   そんな小豆島の景色やアートを回りながら、島の時間や空気を一番感じられるツールこそ「自転車」でしょう!景色を存分に楽しみながら、醤油や潮、オリーブの香りを感じ、 爽快に走り抜けて、様々な発見をしたり、美味しいものを頂く。最高の島旅がそこにあります。

 

◎小豆島◎

 

 

2.自転車で島をめぐるには?HELLO CYCLING 小豆島がおすすめ!

 

 

   それでは、どうやって島を自転車で回るのか?と問われれば「HELLO CYCLING 小豆島」がおすすめです。実はこちらは、近年小豆島を中心に始まったシェアサイクルシステム。ひとたび無料会員登録をすれば、スマホ一つで電動アシスト自転車を気軽に借りることができます。

   そしてこのサイクルシェアの素晴らしい点は、小豆島内にある50ヶ所ものステーションで乗り捨てが可能ということ!これであれば、必ずしも借りた場所に戻らなくても良いし、体力に応じてバスなどの交通機関と組み合わせて旅プランを組むことができます。

   さらに特筆すべきは、小豆島にある5つの港全てでレンタル&乗り捨てが可能ということ!つまり小豆島へ旅行に来る全ての人が利用できますし、旅行プランに応じて往路と復路のフェリーも変えることまでできます。組み方次第で旅をいくらでも自分流にカスタムできるレンタサイクル、それが「HELLO CYCLING 小豆島」なのです。

 

◎HELLO CYCLING 小豆島◎
HELLO CYCLING 小豆島

HELLO CYCLING 小豆島 Webサイト

 

Link
  HELLO CYCLING 小豆島

 

 

 

3.マイ自転車で楽しむのもおすすめ!

 

 

   あくまで趣味でロードバイクやクロスバイクに乗っている人が対象となってしまうのですが、マイ自転車を所有している場合は、ぜひご持参ください!なぜなら、小豆島はどんなサイクリストにとっても楽しめる島だからです。美味しいものを巡ったり、観光しながらのポタリングでも良し、トレーニングや負荷の高いコースへチャレンジしたい方は寒霞渓を自転車で登る上級コースもあります!

   また自転車は輪行(自転車を所定の袋へ入れること)すればフェリーも無料で運ぶことができる点も魅力的ですね。そのままの状態でも「せとうちサイクルーズパス」を使えば割引を受けられるのも嬉しいところです。

   また土庄港にある「オーキドホテル」では2016年12月に「小豆島サイクルステーション」がオープンしました。ホテル宿泊者のみならず、どなたでもサイクリング中の休憩スポットとして利用できます。無料で空気の補充ができ、パンクキットや予備チューブなどを購入することも可能なので、何かあった時に安心ですね。

 

◎オーキドホテル◎
オーキドホテル

オーキドホテル Webサイト

 

Link
  オーキドホテル

 

 

 

4.自転車で巡る小豆島のおすすめコース

 

4-1.絶景の三都半島

 

   それではレンタサイクルorマイ自転車で小豆島サイクリングを楽しめる場所をいくつか紹介していきます。まずおすすめしたいのが小豆島南部の「三都半島」です。実は、島外ではあまり知られていない場所ですが、小豆島でも有数の自然とアートを堪能できる実に素晴らしいエリアです。特に、少し木々に囲まれた道から、一気に海が開ける半島東側のシーサイド区間が爽快で堪りません!また西部の「潮耳荘」はまさに隠れ家的な面白いアートなのでぜひ寄ってみてください。

 

【おすすめスポット】
  • 三都半島のシーサイドロード
  • 潮耳荘(アート作品)
  • 釈迦ヶ鼻園地
  • 境界線の庭(アート作品)
  • 花寿波島の秘密(アート作品)
  • 城山公園(桜の絶景スポット)

 

 

4-2.小豆島町の観光スポット巡り

 

   コンパクトに小豆島の良いところ取りをしたいという人は、小豆島南東部の「小豆島町」を巡るのが良いでしょう。この町は「醤の郷」と呼ばれる醤油の名産地で、工場が立ち並び、趣ある雰囲気を見せます。その中で、老舗蔵である「ヤマロク醤油」では実際に天然の醤油づくりを無料で見学が可能なのでおすすめ!また島のアート作品の代表とも言えるオリーブのリーゼントの癒しの広場や、四季折々の島の味覚が楽しめるジェラート屋さんなど立ち寄りスポットが豊富です。

 

【おすすめスポット】
  • ヤマロク醤油
  • オリーブリーゼント(アート作品)
  • MINORI GELATO
  • 小豆島オリーブ公園
  • マルキン醤油記念館
  • 二十四の瞳 映画村

 

 

4-3.海と山を満喫できる土庄町巡り

 

   小豆島で一番有名な観光スポットである「エンジェルロード」ですが、サイクリングと組み合わせることで、その周辺のスポットまで丸ごと楽しめます!特におすすめなのは、土庄町から内陸に行ったところにある「中山・肥土山」地区です。何と言っても田植えの時期には、緑あふれる中山千枚田(日本の棚田百選)と瀬戸内国際芸術祭のアート「オリーブの夢」が共演をなす小豆島なれではの絶景が見られます。海と山が近くで併存する小豆島の自然の魅力を思いっきり堪能できる組み合わせです。

 

【おすすめスポット】
  • エンジェルロード
  • 戸形崎公民館の鯉のぼり
  • 中山千枚田
  • オリーブの夢(アート作品)
  • 迷路の町(土庄町の路地裏)
  • 世界一狭い海峡
  • 宝生院のシンパク

 

 

 

まとめ:自転車を使って巡ることで、より島旅が印象的に!

   瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、魅力的な要素の集合体です!訪れれば訪れるほどに新たな発見があり、この島唯一の風景に出会えます。そのきっかけをくれるのが「サイクリング」です。ひとたびサドルにまたがって走り出してみれば、季節やタイミングによって島がまた違う表情を見せていることに気づくでしょう!その意味で、小豆島をもっとも楽しめるツールこそ「自転車」だと思います。ぜひ小豆島を訪れる際には、サイクリング旅に挑戦してみてください!きっと忘れられない数々の風景に出会えると思います。

 

(文&写真:土庄雄平)

 

 

 

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土庄 雄平

土庄 雄平

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1993年生まれ、愛知県豊田市出身。絶景を求め、一眼レフを担いで走って登る山岳自転車旅ブロガー。大学生のときに始めた自転車旅にハマり、サラリーマンをしながら全国各地を旅しています。自分が旅を始める契機となった小豆島をこよなく愛しており、その発信が中心です。近頃は、島旅や雪山登山など方向性が多角化し、より面白いアウトドアを目指して活動中!

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