前回は、船に乗り遅れつつも臨時便で豊島へと渡り、電動アシスト自転車を予約していた瀬戸内カレンさんで電動自転車を借りて、豊島アート巡りへ出発しました!
前回記事”【香川県|豊島】現代アートをはしごする!電動自転車でのんびり豊島をサイクリング!讃岐東 島旅紀行3“は↓こちら。
前回記事”【香川県|豊島】現代アートをはしごする!電動自転車でのんびり豊島をサイクリング!讃岐東 島旅紀行3“は↓こちら。
(文&写真:島日より、旅日より編集部 ネロハチ)
1.豊島横尾館
瀬戸内カレンさんから自転車で1分もかからないところにあるのが、煙突のような塔のようなものが突き出た豊島横尾館。言わずと知れた、日本を代表するグラフィックデザイナー 横尾忠則さんの作品が展示されています。中は撮影禁止なのですが、建物内は「母屋」・「倉」・「納屋」の3つから構成され、母屋の床はガラス張りになっており川が流れていました。さらにトイレの中まで作品になっているので、サイクリング前にここでトイレに行っておきましょう(笑)
《横尾忠則》幼少期に西脇でさまざまな超常現象を経験。死の世界に憧れを抱く。神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、独立。1980年7月にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言。以来、美術家としてさまざまな作品制作に携わる。三島由紀夫に出会い三島の「聖俗一体」的言動に触発される。三島の死をきっかけにその後の15年間をオカルティズムや神秘主義まで包括した精神世界に傾斜してゆくが、それらが大いなる錯覚だったと気づき「私」の探求の延長線上で絵画に出会う。精神世界と絵画は全く別の存在だと考えていたが、後にこの両者が自分すら知らない深いところで結びついていると感じるに至る。引用:wikipedia
全面赤いガラス張りで怪しさが漂います。休館日もありますので、訪れる際はWebサイトで確認したほうがいいです。
《豊島横尾館》横尾の生涯のテーマである「生と死」をひとつのものとして考案されている。非日常空間と日常空間が隣接する特徴的な敷地であったが、永山は3次元的表現である建築を絵画的2次元表現に近づけることを意図し、建築と作品の一体化を目指した。そのために、色彩情報を隠匿するための赤い色ガラス、明度を調節するための黒ガラス、ガラスの特性の反射の効果を利用したスクリーンによって空間中に2次元的シーンを現出させる試みを行っている。赤ガラスは美術館のテーマでもある「生と死」、隣接する「日常と非日常」の境界を意味し、片側の世界からもう一方の世界を眺め見るとき、風景はモノクロームに展開し、横尾忠則の作品である庭に配置された赤い石も消えるよう意図される。これにより、横尾作品のコラージュであるかのごとく、作品とスクリーンから生み出された風景が3次元空間中に一体となるが、風景はひと時も同じではなく、太陽光の変化と人の動きにより刻一刻変化し、2度と同じシーンが再現されることはない。永山はこれにより、「常に流れ循環し続けるシーンの集合体」を意図し、横尾作品の根底のテーマである「生と死」を表現した。引用:wikipedia
Link
豊島横尾館
ちなみに、豊島横尾館の斜め向かいにある駄菓子屋《おかだや》さんでは、横尾忠則グッズも販売しています。今回は急いでいたので寄らずじまい。。。時間があったら見たかった!
ここから先は、休憩所や自販機などもなくなるので、《おかだや》さんで水分と食料を補充しておくことをオススメします。
ここから先は、休憩所や自販機などもなくなるので、《おかだや》さんで水分と食料を補充しておくことをオススメします。
2.海風に吹かれながら甲生地区へ
豊島横尾館をすぎると、ほぼ一本道で唐櫃地区へと向かうことになります。日本の古き里山的風景が続きます。
豊島小学校を右手に道なりにまっすぐ行くと、大竹伸朗さんの作品「針工場」を左手に見ることができます。ここを過ぎるとしばらくは雑木林に囲まれた道が続きます。
木々の間から、男木島や女木島、高松の屋島の方まで見渡すこともできます。山岳道路を一山超えると、甲生地区に抜けました。途中にもアート作品があるみたいなんですが、雑木林の中で見つけられず、、、先を急ぐことに。甲生地区は緩やかな平地になっており、畑や民家が連なっていました。業務用ビデオカメラを持った方がいましたけど何かの撮影だったのかな?豊島の緑と海の青さのコントラストはどこを取っても絵になりますね〜。
甲生地区にも遠い記憶&豊島八百万ラボといったアート作品があります。時間があれば寄りたいところでしたが、豊島美術館の予約時間が迫っていましたので、泣く泣く通り過ぎました(^-^;
3.甲生地区から唐櫃へ
瀬戸内カレンさんでいただいた、ガイドマップを見ると、甲生地区から唐櫃地区までの間は記載されていません。これ、一見近そうに見えるんですけど、実はここからは試練です。。。ひたすらなんの面白みもない道を登っていきます。時折雑木林の間から覗く、瀬戸内の多島美にはとても癒されました(^-^)
途中、オリーブ農園の隙間から小豊島(おでしま)を望むことができます。小豊島は小豆島と豊島の間にあり、”人より牛の方が多い島“とも呼ばれています。実は、小豆島の名物、小豆島オリーブ牛はそのほとんどがここ小豊島で飼育されているそうです。小豆島オリーブ牛は、オリーブオイル搾油後のしぼり粕を飼料に混ぜて与えて育てた小豆島のブランド牛です。他の有名ブランド牛に負けないほど、肉が柔らかく・脂身が甘いあっさりとした肉質をしています♪
小豊島へも渡ることはできるそうですが、要予約のようですのでサイトでご確認ください。
小豊島へも渡ることはできるそうですが、要予約のようですのでサイトでご確認ください。
Link
小豊島への行き方
オリーブ牛 食べ比べ焼肉セット (3種計450g) | 小豆島 潮彩小丼 三種6個セット〔オリーブ牛小丼2個、桜鯛小丼2個、舌平目小丼2個〕 |
小豆島 ご当地カレー♪【オリーブ牛ビーフカレー】小豆島産醤油使用(小豆島 佃煮/つくだ煮) |
小豊島の島影を右手に見つつ、道なりにいくとT字路に突き当たります。
案内板に従いT字路を右に曲がり少し行くと、海へと下る道の先に広がる瀬戸内海の眺望が目の前にひらけます!
そんなわけで、なんとか唐櫃の棚田までたどり着きました。電動自転車でも2時間近くはかかりましたね。時期にもよりますけど、そこそこアップダウンがあるので、体調管理はしっかりして行ったほうがいいです。初夏のような気温だったのでこんがりと焼けてしまいました(笑)体力に不安な方は巡回バスがオススメです☆
次回は、豊島美術館から唐櫃地区のぶらぶらレポートです。(つづく!)
次回は、豊島美術館から唐櫃地区のぶらぶらレポートです。(つづく!)
(文&写真:島日より、旅日より編集部 ネロハチ)
Facebook・Twitter・Instagramでも情報発信しています♪
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
この記事へのコメントはありません。