ミヤコブルーと呼ばれる美しい海を持つ宮古島。宮古島観光の魅力は、宮古島だけにとどまらず、美しい海に架かる橋を渡り、周辺の島々へ簡単に遊びに行けることではないでしょうか。宮古島には、島と周辺の離島をつなぐ大きな橋が3本あり、それらは宮古島のシンボルにもなっています。
ちなみにこの3つの橋はどれも通行料は無料。宮古島に行くなら、周辺の島々も巡らないともったいない!この記事では、宮古島から橋を渡って行ける離島3つの魅力をご紹介します。
(文&写真:Yuki)
1.池間島
アクセス
宮古島の北西部に位置する池間島。宮古島からは池間大橋という橋を渡って行くことができます。
宮古島の市街地から車で20~30分ほど走ると大きな風車とともに池間大橋が見えてきます。ちなみにすぐ近くには宮古島の雪塩で有名な「雪塩ミュージアム」があり、宮古名物、雪塩ソフトクリームも食べられますよ!池間島に行く途中に寄り道してみてもいいですね。
宮古島の市街地から車で20~30分ほど走ると大きな風車とともに池間大橋が見えてきます。ちなみにすぐ近くには宮古島の雪塩で有名な「雪塩ミュージアム」があり、宮古名物、雪塩ソフトクリームも食べられますよ!池間島に行く途中に寄り道してみてもいいですね。
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雪塩ミュージアム
池間島へと架かる池間大橋の周辺にはミヤコブルーの海が広がり、もう圧巻の一言。この海が両脇に広がる中、車で橋を駆け抜ける爽快さはたまりません。この全長1,425メートルの池間大橋を渡ると池間島に到着です。
南国に広がる湿原
池間島には、シュノーケルが楽しめるフナクスビーチや、カギンミ浜など、海を楽しむスポットもあるのですが、池間島に来たら是非行ってみてほしいのが、「池間湿原」という湿原です。「え、沖縄に湿原…?」と驚く方も多いのでは。湿原と言えば北海道の釧路湿原が有名ですし、北国に多くあるというイメージですが、なんとこの南国・沖縄の離島にも湿原があったんです。
池間大橋を渡りきってすぐ、分かれ道があるのでそこを右に行き、道なりに車で3分ほど走ると左に曲がる道が出てきます。曲がるとほどなくして左手に「池間湿原」の看板が見えるはず。(小さいので見逃さないように注意!)看板から湿原までの道は舗装されていませんので、運転には注意しましょう。湿原の手前にはちゃんと駐車場がありますよ。
いざ池間湿原に一歩踏み入れてみると…おお、確かに湿原って感じ!広大な湿地帯が広がっています。自分が今一体どこにいるかがわからなくなるほど、景色が一変します。
鮮やかな緑の草木の中に、ところどころ池もあります。その周辺には数羽の白くて美しい鳥達が羽を休めています。
湿原のすぐそばには高台のような場所があり、そこに登って鳥達を観察することができるようになっています。そこにある看板によると、様々な鳥達がこの池間湿原を訪れているようです。あの白い鳥は看板右上の「ダイサギ」でしょうか。
湿原はとても静かで、聞こえるのは鳥達の声のみ。穏やかな時間が流れます。つい数分前までミヤコブルーの海に囲まれていたのに、緑鮮やかな湿原に佇んでいる…異世界に迷い込んだような感覚に陥る島、池間島。そこがまた面白いところです。
2.伊良部島
アクセス
続いては伊良部島です。宮古島から、2015年に開通したばかりの伊良部大橋という橋を渡って行くことができます。この伊良部大橋も美しいミヤコブルーの海に囲まれ、橋の上から素晴らしい景色を楽しむことができます。
橋ができる前までは船でしか行けなかった伊良部島ですが、アクセスがよくなったことでリゾート開発がどんどん進んでいるようです。
橋ができる前までは船でしか行けなかった伊良部島ですが、アクセスがよくなったことでリゾート開発がどんどん進んでいるようです。
岩がぽこぽこ・・・不思議なビーチ
伊良部大橋を渡り、左に曲がった後、道なりに15分ほど走ると伊良部島の代表的な景勝地である「佐和田の浜」が見えてきます。この佐和田の浜では、無数の岩が浅瀬の海に無造作に鎮座している不思議な光景を見ることができます。
このような景観が生まれた背景は1771年に起きた大地震でした。大地震によって津波が発生し、大きな波が海底にあった多くの岩を浮き上がらせ、そのままこの浅瀬の海にぽこぽこと浮かぶように鎮座しているそうです。
佐和田の浜は、津波から生まれた景色だと考えるとなんとも切なくなるのですが、海は美しいだけでなく時として脅威になるというのを改めて思い起こさせてくれる場所でもあるのですね。
佐和田の浜は、津波から生まれた景色だと考えるとなんとも切なくなるのですが、海は美しいだけでなく時として脅威になるというのを改めて思い起こさせてくれる場所でもあるのですね。
下地島の航空機
突然ですが、下地島という島をご存知でしょうか。下地島はほぼ伊良部島の1部と言っても過言ではない、伊良部島と陸続きになっている小さな島です。この下地島には下地島空港という空港があり、透き通るような青い海に浮かぶ桟橋がなんとも壮観な景色を作りだしています。
その下地島空港というのはパイロット育成のために航空機の訓練飛行場として開設されたそうで、かつてはANAやJALも訓練のためにこの空港を使用していたため、航空機と美しい海のコラボレーションを目当てに多くの観光客が訪れていました。今では琉球エアーコミューターと海上保安庁の小型機だけが訓練に使用しているようなので、大型ジェット機にはお目にかかれませんが、小型機も立派な飛行機。美しい海との組み合わせも最高ながら、頭上を豪快な音とともに駆け抜けていく飛行機は壮観です。
どでかカレー
最後に伊良部島の名物(?)グルメをご紹介。それは伊良部島のメインストリートに店を構える「民宿まるよし」のジャンボカツカレーです。まずは見てください。
お分かりいただけただろうか。
伊良部島に来たら朝ごはんを抜いてでも絶対に食べてほしい、一皿です。
右横に置かれている飴と比較していただくと想像しやすいと思いますが、とにかくでかい。大盛りの上を行く大盛りです。そして、このボリュームでお値段なんと750円!!破格!海も広ければ心も広い、沖縄の離島ならではの大盤振る舞いです。気になるお味はザ・おふくろの味という感じで、家庭的でほっとする美味しさ。
伊良部島に来たら朝ごはんを抜いてでも絶対に食べてほしい、一皿です。
◆民宿まるよし◆
住所 | 〒906-0505 沖縄県宮古島市伊良部国仲86−12 |
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電話 | 0980-78-5567 |
チェックイン | 13:00-20:00 |
チェックアウト | 11:00 |
アクセス | ●車:宮古空港から伊良部大橋を渡り約25分(伊良部郵便局そば) |
公式サイト | 民宿まるよし[Guest House Maruyoshi] |
3.来間島
最後は来間島をご紹介します。来間島は、東洋一のビーチにも選ばれた前浜ビーチの目の前にある、人口200人弱の小さな島です。前浜ビーチすぐ近くの来間大橋を渡って行くことができます。沖縄らしい広大なとうきび畑が広がる、のどかな島ですが、宮古島からアクセスもいいことから最近ではおしゃれなカフェやレストラン、雑貨店もオープンしています。小さな島なので自転車で巡るのもおすすめです。
まずここは行け!竜宮展望台
来間島に来たらまず訪れてほしいのは、竜宮展望台。この展望台からは向かいの宮古島にある前浜ビーチや来間大橋を含む壮大な海のパノラマを堪能することができ、まさに来間島が誇る絶景ポイントなのです。来間大橋を渡って道なりに車で3分ほど走ると着きますよ。
おしゃれなカフェでのんびり。
来間島は小さな島ですが、宮古島の代表的な観光スポットである前浜ビーチからすぐということもあり、近年若い人の移住が増えたり、おしゃれな雑貨屋やカフェがオープンしたりと活気も出てきています。
市街地に入るすぐ手前にある雑貨屋「がじゅまる」さんでは、お土産にもぴったりの可愛いポストカードやアクセサリー、インテリアなどを扱っていて、女子の心をくすぐります。
市街地に入るすぐ手前にある雑貨屋「がじゅまる」さんでは、お土産にもぴったりの可愛いポストカードやアクセサリー、インテリアなどを扱っていて、女子の心をくすぐります。
カフェやレストランもいくつかあり、それぞれ工夫をこらした沖縄らしいドリンク&フードを楽しむことができます。来間島は小さな島だからこそ人も少なく、静かに過ごすことができます。のんびりゆったりしたくなったら、来間島のカフェに来て、コーヒーを楽しんでみませんか?
◆パニパニ◆
住所 | 〒906-0000 沖縄県宮古島市下地来間105−1 |
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電話 | 0980-76-2165 |
営業時間 | 9時頃~日没頃 |
定休日 | 不定休 |
サイト | パニパニ(食べログ) |
◆島茶屋 ヤッカヤッカ◆
住所 | 〒906-0000 沖縄県宮古島市下地字来間126-3 |
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電話 | 0980-74-7205 |
営業時間 | 11:30~18:00 |
定休日 | 木曜 |
公式サイト | ヤッカヤッカ |
まとめ
宮古島から橋を渡って行くことができる3つの離島、池間島、伊良部島、来間島。それぞれ島ごとに違った魅力があり、三者三様の楽しみ方ができます。宮古島を訪れた際には、是非足を伸ばして島々を巡ってみてはいかがでしょうか。
(文&写真:Yuki)
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